3/28/16

退場の合図




陽射しが完全に春ですね。
光のエッジがまるっこいです。

さて、先日『詐欺師達の饗宴』で「また次回」と書いて
放っておいた気付きを書いておきますね〜。

ちょうど土曜にですね、普段あまり喋らない社内の人と話す機会がありました。
もともとイヤな奴なんですが(笑
突然、意味不明な嫌味をネチネチと言われました。(・▽・)
笑ってスルーしたのでそこで終わったのですが
本当に最近、魂が

「ここは居場所じゃないよ!」

とハッキリ教えてくれる出来事がよく起こります。



実は以前にも今の会社を「辞めたい」と思った時があったのですが
その時は何故か「辞める」気が全くおきなかったんですね。
何だかわからないけど

「今じゃない」
「まだやることが残っている」

という感じがしていて
そんな時は私を守って下さる人達が何人も現れたり
友人や家族が心の支えになってくれて
私がブチ切れて辞めなくて済むようになっていました。
本当に有り難いです。

かといって、前回書いたように
私を次のステージへと上げるために
イヤな奴を演じて下さっている人達も沢山居て
もう1秒でもここに居たくない!
と思わせてくれるプロだったんです。
実際私が何かされる訳ではないので有り難いのですが
見ているだけで波動が下がる!

でも実は、彼等こそが大事な役割を果たしていたのです。

彼等はいつも、私に何かを伝えようとしています。
彼等の態度や行動が
いわゆる目配せみたいなものなのだと気付いてからというもの
「あれ、なんか似ている、なんだっけ」
と思っていたんです。真剣に考えました。
で、やっと思い出したのは

『ガラスの仮面』でした笑


主人公の北島マヤが女優として成功したことを面白く思わない役者達が
突如代役として舞台に出ることになった彼女に、変更前の台本を渡し
マヤが舞台上で困る、というシーンがありました。

彼女はアドリブでそこを切り抜けるしか無かったのですが
場面も役の背景もごっそり変わっているので迂闊な台詞が言えません。
どうしよう!と思っているところに
彼女のライバル姫川亜弓がマヤと舞台を救わんと颯爽と登場し、
台詞を通して役の背景や生い立ち、舞台の流れなどをそれとなく教えます。

実はこのシーンではマヤは「こんな家出てってやる!」と言って
家出をしなくてはならなかったのですが、その大事な流れを知りません。
亜弓は彼女を怒らせることによってその台詞をマヤから引き出そうと
あの手この手を使います。

その時マヤは

「なんだろう?亜弓さんは私をどうさせたいのだろう?
 どんな台詞を言わせたいのだろう?」

と彼女の動向に必死に付いていきます。

亜弓は彼女を怒らせるようなことばかり畳み掛けるので
マヤは思わず「家を出て行きたく」なるのですが
舞台の流れに合っていなければ取り返しの付かない行動です。
それを躊躇っているマヤを見て、
亜弓は遂に思い切り平手打ちを食らわせます。

途端にマヤは
「こんな家出てってやる!!」
と言ってしまい、
「しまった!どうしよう!」と
ハッとしたのも束の間
亜弓は

「では出てお行きなさい!」

と言って舞台袖をサッと指します。
マヤはそれを見て

退場の合図!

と瞬時に気付き
泣いて家を飛び出していきます。



もしかしてこれかもー(゜0゜)
と思いました。

イヤなことをしてくる相手
怒らせてくる相手
ばっかじゃないの?みたいな相手は
みんな

「この台詞を言うのよマヤ!」

と教えてくれている亜弓さんなのかも…と。

そして行間を読んで

「亜弓さんは私にどうしろと言っているんだろう?」

と気付くべきなのかも。

イヤな奴かもしれない、むかつくかもしれない。
でも本当は亜弓さんなんです。
卑怯なことは大嫌い!大事なのは舞台への情熱よ!
みたいな人なんです。
だからどんなにあなたを怒らせようとしてきても

「気付いてちょうだい!」

と言ってくれている亜弓さんなんです!!!

だから思いっきり信頼して
相手を大嫌いになってもいいんです!
だって

あなたのために怒らせようとしているんですから。


そして思わず貴方の口から出てきた言葉を聞いて
魂の中で

「さすがだわ、受けて立ったわね!」

と喜んでくれるでしょう。

だから、安心していいんですよ。
私達は本当に心が感じるままに生きていいんです。
あなたが心から喜べることだけで
あなたの世界をいっぱいにする為に!

今日も読んで下さってありがとう♪
『ガラスの仮面』面白いよ♪

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