1/18/21

変容を促すゴムのアヒル



みなさまこんにちは^^

あづさです。


東京も着々と寒くなってまいりました。。。

暖かい飲み物が美味しい季節です☕️

仕事しているとお腹タプタプになる季節。。笑

みなさま元気にお過ごしでしょうか^^



先日『幸せのまわり道』っていう

なんかすごいベタ〜な邦題の映画を観ました。

相変わらずの邦題のセンスはともかく

とても良い映画でした。


内容もなかなかに地味。

実話だから。

でもとっても大切なことを丁寧に描いていました。


そして私にとっては、

本当に必要なタイミングで届いた

贈り物だったようです。


冒頭で語られた


「人は時に怒りを手放すことができない。

 相手が愛する者であればあるほど。」


そんな感じの言葉(あやふや)に

のっけから思いがけず反応してしまいました。


自分では怒りとは思っていなくて

「相手に失望してむしろ前進の糧にしてきたこと」

「とっくに過去のこと」

と思いほとんど忘れていたことが急に蘇ってきて

気がついたら泣いていました。


そうか、あの失望は、怒りだったんだ。

そしてその怒りは、愛ゆえだったんだ。


それが一瞬にして理解できて

自分と相手への愛で

胸がいっぱいになりました。


そうしたら

その時のことをふと思い出す度になんとなく感じていた

小さなしこりのようなものが

気がついたら跡形も無くなって

本当の意味で、過去になりました。





最近、やたら過去のことが

ぽこん、と水面に浮かんでくるゴムのアヒルのように

ふと日常に、顔を出すことがあります。



そういうことって、

頭では処理できたつもりでも

実は蓋をしただけだったりするんですよね。


しかも頭では処理できたと思っているから

存在自体を忘れてしまう。

たまに思い出しても

「そんなことがあったなあ」で終わってしまう。


乗り越えて当たり前、って感じること。

仕方なかった、と割り切れること。

人生そういうこともあるよね、と軽く受け流せること。


自分では問題とも思っていないから

対処しようとも思わない。

そんな、過去の些細なこと。


そんなことが

ぽこぽこと水面に浮かんできて

ひとつひとつが、じっと私を見て

「ここにいるよ」

と言ってくるのです。


この変容のタイミングで

最後の大掃除なんでしょうね。


その正体に気づくと

そのことを体験した過去の自分を

ぎゅーーーって抱きしめたくなります。


「忘れててごめんね」

「辛かったんだね」

「あなたは強いから、平気って思ってた」


そんな言葉をかけて

自分をめいっぱい愛していくと

本当に、どんどん軽くなってゆくのです。


そんな今日この頃を過ごしております。



【余談】

ちなみに映画自体は、内容も素晴らしかったし

トム・ハンクスがとてもよかったです。


彼ほど名優だと、どんなに演技がうまくても

「トム・ハンクス」にしか見えないことって多いけど

今回は彼自身の思い入れが強かったのかな?

観ていると、トムだってことを忘れるんですよね。

すごい俳優です、改めて。


ドラマが優勢で映画も大量生産な時代だけど、

こうして丁寧に作られている映画は本当に宝だなあ、と思いました。


ご興味のある方は、ぜひ。



皆様に愛を😚❤️


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