3/11/15

ワインきらきら




先週の金曜日、
ワイン好きの友達に誘われて
恵比寿のビオワインバーへ。

絶賛就活中の私は時間と気持ちに余裕がある(笑
こういう時、
夕方ゆっくりシャワーを浴びて
普段より少しドレッシーなワンピースに袖を通して
ゴールドのクラッチに必要最低限なものだけ入れて
初めてのお店に向かって
知らない道をゆっくりと歩いてゆくのは
すごく贅沢で好き。

お店は想像通り、
道よりちょっと奥まった場所にあった。
Wine stand Waltz。
(ワルツ、ってドイツ語、大好きだー。)
入口は本当に控えめ。
あ、入っても本当に控えめ。
タルコフスキーの映画にでも出てきそうな
質素で質素で質素な空間。


スタンディングバーだけあって、先客は女性一人。
次の用事まで時間が空いたので来たとのこと。
お互い初めてのお店で二人して、
素敵な眼鏡のマスターにお店のスタイルを尋ねる。

白、とか、赤、とか言うと
マスター厳選の本日の4本が並び、
尋ねればどんなものか教えてくれる。

私が飲んだワインは
白ワインと貴腐ワインの中間のような不思議な色。
「オレンジワイン」と言う呼び名があるそうで
通常はまず果汁を搾って作る白ワインを
赤ワインのように皮ごと作ることで
不思議な薄いオレンジ色になるのだとか。
写真を撮っておいたので調べたところ
エミリア=ロマーニャ州で4品種のブレンドで作られているようです。



そんな話をしている内に、
友人が二人のお友達を連れて到着。
銘々に白ワインを選び、乾杯!

彼女は、着物や器の趣味など
共通の話題で仲良くなった同じ派遣会社の女の子。
可憐な見た目からは想像できないぐらい
とにかく興味対象が広くてアグレッシブ!
やりたい!と思ったらすぐ行動に移しちゃうし
周りがどう思おうが関係ない、
夢を実現し我が道を行くハンサム・ガールである。
そんな彼女が地元のワインバーでの常連仲間2名を連れて来てくれたのです。
一人は彼女のお茶室仲間で2児の父でもあるお酒好きさん。
もう一人はワインエキスパートの資格も持つ美味しいもの大好きさん。
みんな歳も近くて盛り上がりました^^

着物の話、ワインの話、食べ物の話
ヨーロッパでみんなでセラー巡りしたい!
なんて盛り上がったり
サントリーニの魅力について語ったり。

何か食べよう、と話すと
メニューは鏡に、とマスターに言われる。
なんと粋なことに、5種の肴がフランス語で
店の巨大な鏡に白いマジックで書いてある。
気分はすっかりパリである。

パテ・ド・カンパーニュと、
鈴木さんのソーセージなるものをオーダー。
両方ともガツンとしつつ独創的で素晴らしかったです。
そして何より、器がいちいちアンティークでほれぼれ。
訊くと、全ての皿がアンティークだそうです。はあ…(ため息




ところで、このお店の壁には
ジャック・タチのポスターばかり。
3杯目のワインを選びながら
映画の話で盛り上がる4人。
アンゲロプロス、タルコフスキー、
大好きなアイボリー、それから
ハリウッドの気楽さについて。

マスターはタチが好きだそうで、
私も好きでコンプリートBOX持ってます〜
なんて話をしていたら
「なにせタチ(立ち)呑みですし…」
と顔を伏せてプッと笑うマスター…。

…洒脱か!!!!!

よけいマスターに惚れてしまいつつ
一行は2件目へと流れてゆきました。


Wine stand Waltz
渋谷区恵比寿4-24-3
だいたい18:00〜24:00
日曜定休



読んで下さってありがとう!

髪をまとめた時、やっぱりピアスが恋しくなる。
早く開け直さないと、と再認識したあづさでした。

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