1/7/17

モノ考察




こんにちは!あづさです^^
松の内も終わり、世の中はいよいよ来週から通常モードかな?
お正月も素敵ですが、通常モードもホッとして結構好きです


昨日は銀座へお年賀ランチに行ってきました♪
着物ランチだったのですが
コーディネートを熟考する時間がなく
(もともと我流で適当に着るので)

「とりあえず新年だし、まだ着たこと無いもの(初物)+ 派手派手で行くか!」

と、コッテコテで行ってきました。笑


超普段着の銘仙に、派手な名古屋帯とよそ行きのバッグ。
派手コテ~


裄がつんつるてん!( ><。)
これは私が通っていた和裁の先生(かなり小柄)の
娘さん時代のお着物で、6~70年は前の物。
苦労しておはしょりは出しましたが、身幅が全然足らない(泣
やはり作り直さないとダメか…。(めんどくさい…)

実は朝起きたときはヒドイ頭痛で
身体もダル~くて、何だか体調が優れず

「着物着るのめんど~~い!身体的にはいきたくな~~い!」

という感じだったのですが
心は行きたかったので、天使達に

「○時までにサササッ!と着付けが終わるよう手伝って~~!」

と頼んだら、身体がだるいのに驚くほどスルスルと着付けが進み
何とお願いした時間ぴったりに終わりました。笑
新年早々やる~~(゜∀゜)ク~ッ

お着物って、着ると背筋が伸びて気持ちが凛とするんですよね。
おかげで、銀座でランチを食べる頃には頭痛も収まり楽しく過ごしました^^

ランチのお相手は元姑(離婚して十数年ですがお姑さんとは未だに仲良し…)で
仕事について二人で話していたら

「社会に於いて自分の立ち位置を明確にすることが大事。」

というお言葉を戴きました。

まさに私が年末からずーーーっと考えていたテーマだったので
今、熟考に入っております。
新年早々、よい滑り出しでございます!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ





さて
お着物って、楽しくて奥が深いから、
危険な物欲の底なし沼に嵌まります。笑

今日もいざ着てみると

「これは個性的だから合う帯を探したいな~。」
「やっぱりもっと半襟増やしたいな~。」
「伊達襟が欲しいな~。」

と考え始めている自分にハッとしたり。笑
普段ほとんど着ないクセに!笑


そんな感じで、以前はお着物も帯も、沢山持って居ました。
人から戴いたり、自分で古着を買ったり。(新品は買いません)
着物って全てが手間暇かけて作られているので、
減らしたくてもなかなか手放せないんですよね(TT)

でもそういった、人から戴いた物や(こういうのは高級品ばかり)
織りが素晴らしいから、と買ってしまった似合わない物を持っていると
勿体ないからどうにかして着る機会を持とう!と思ってしまうので
それに合わせた帯や小物が増えてゆくのです。

そうこうしている内に、着る機会は減っていくのに
お着物スペースがどんどんパンパンに…(==)


そこで「これもお洋服と同じだ!」と思い

「これだいすき!何度も着る!」という物だけを残して
後は全て、着物のリサイクルに出してしまいました。

こうすると、まず選択肢が少なくなるので
着物をその日の気分で選べるようになりました。

(「?それ変じゃない?」と思うかも知れませんが
あまりに選択肢が多いと、どれを選んだらいいかわからなくなったり
底~の方にあるものは目に触れないので存在を忘れてしまったり…
結局着慣れたものばかりに終始することが多かったのです。)

また、大好きな物しか残って居ないので
コーディネートするにも悩むこと無くウキウキ♪
さらに「一度は着なくては」という気持ちで頂き物を着て
「やっぱり似合ってないかも…」
というもじもじした気分になることも、なくなりました。

おかげで持っている着物や帯が限られ
それに合わせる物をやたら買いたくなるという現象も減り
下手な買い物をしなくなって一石四鳥!!!


こういった話をすると
意外とお着物を沢山持っていらっしゃる方が多くて
「私も困っているんです…」
なんて聞くこともしばしばです。

ほとんどの方が
「いいものだから」
とご親戚やお母様から譲られたり、

「要らないよ~」と言っているのに、
お祖母さまが頼んで出入りの呉服屋さんが来て作ってくれたりして
(田舎のおうちではよくあるようですね。う、羨ましい…)
良いお着物が箪笥の肥やしになっているようです。

実際良いお着物は素晴らしい手仕事で作られているので
いざ処分しようと出してみるとその美しさに惜しくなったり
作って下さった家族の気持ちを思うと手放せなかったり…
そのお気持ちはよ~くわかります><


ですが着物は、(昨今の洗える着物や量産型のものは除き)
ほとんどが少量、若しくは一点物で作られたものです。

その製作過程も
絹を紡ぐ人、糸を染める人、反物を織る人、染め付けをする人、仕立てる人…
そういった幾人もの手を渡って、丁寧に丁寧に、
箱入り娘をお嫁に出すように出荷されます。

着物を着ると、着物が喜んでいるのが分かります。
大切に生み出されたものなので、愛情と誇りが詰まっているのです。

たまに素晴らしい手仕事のお着物が衣桁に掛かっているのを見ると
お着物から「見て!私美しいでしょ!」というエネルギーが出ています。
特に選ばれてそこに掛かっていると、もうそれはそれは女王様のような風格です。
(控えめなエネルギーもありますが、それでも芯に誇りがあります)

これは受け入れがたい人もいらっしゃるかもしれませんが、

物にも性格のようなエネルギーがあります!

だから「物は大切に」と昔から言うのですね。
(大切にすれば、必ず応えてくれます!)

ですから、袖を通すことが生涯無いように感じるのであれば
是非リサイクルの市場に出してあげて下さい^^

作ったときは130万だったのに売ったら1万円と言われた…
ということもあるかもしれません。
それでも、誰かが着てくれるなら、
それが箱入り娘ちゃんにとっては幸せだと思います。

あなたがご両親に蝶よ花よと育てられて
お嫁に行った途端に「必要ないけど勿体ないから」と、
ずっと奥の部屋に閉じ込められたら…
かなしいですよね(;;)


お着物は、
どんなに高い物でも、レアな物でも、人から戴いたものでも、
お洋服と同じで「これがすき!」が基準だよ♪
どうして「すき」で選ぶかというと
実はこうして、物にもエネルギーがあるからだよ♪
というお話でした。



一時期、断捨離などが流行り、買っては捨てる人が増えました。
それが悪いわけではありませんが
とにかく「モノを少なくすればいい」と勘違いしている方が居るんですね。
「服はひとつ買ったらひとつ捨てる」を実行している方も多いですが
これはもう「使い捨て前提で服を買う行為」です(;^;)

私はモノに対してとても愛着があるので、
つい自分のことのように考えてしまいます。
もし自分が使い捨て前提で人に選ばれたら…
そう思うとゾッとします。

モノを大事にする私はそれがすごく哀しくて
「みんな一番大切なことを忘れているよ〜><」
とずっと思っていました。

するとちゃ〜んと、こんまりさんの
「ワクワクするモノだけを残す」というやり方が世界を席巻しましたね♪
これは片付けの方法ですが、
こうすると買い物の時にも厳選するので
「最後まで大切にするね♪」と約束してあげられます。


モノは私達の生活を彩り、豊かにし、
時には慰め、勇気づけてくれます。

自信だってつけてくれるし、
大切にすれば本当に長く応えてくれます❤

だからこそ、本当に一緒に生きていきたいモノだけを選び
側に置きたいものですね^^



今日も読んでくださってありがとうございました

で、そもそもワクワクするものが分からない、という方
☟要らないモノが減り、大切なものだけが残る講座やってます♪☟

〜次回講座〜

2017年 1月22日(日)
13:30〜16:00

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